千葉・ちいき発


やっぱり必要、みんなで作ろう!7

vol.7

2月議会に提出が決まりました

 9日の定例会見で堂本暁子知事が「障害者に対する理解を広げ、差別をなくす条例」(案)を2月議会に提出することを発表しました。10日の新聞各紙は「2月議会提出へ」とこの記者会見を報じています。ただ、議会側には慎重論も根強いことが触れられています。東京新聞には「(記者会見で)堂本知事は『障害者の方たちが考えてこの条例案をつくり上げてきた』と経緯を説明。あらためて条例案を手直しする考えのないことを明らかにした上で、『議会の場で議論をすることが重要だと思う』と述べた。……県側から条例案について説明を受けた自民県議は『(提案は)拙速だ』『党内で検討する十分な時間がない』などの不満をみせ、継続審議にする可能性を示唆している」と書かれています。
 2月議会に注目しましょう。この条例案が議論される際はみんなで傍聴に行きましょう。

みんなの声(要望書)を知事と全県議に出しました

 条例制定に向けての呼びかけをしたところ、4日間で千葉県内全域から賛同者が続々と集まり、その数は計958団体・個人に上りました。現在も増え続けております。改めてこの条例にかける障害者や家族、県民の思いが強いものであることがうかがわれます。
 要望書に958人(団体)の名前を添えて堂本千葉県知事と全県議に出しました。

自民党政調会長と面談しました

 10日午前には自民党政調会が開かれ、2月議会の方針について話し合われました。その前に代表呼びかけ人の田上昌宏・千葉県手をつなぐ育成会会長と小椋事務局長、それに研究会の野沢和弘座長が千葉県議会の自民党控え室におじゃまし、齋藤万祐政調会長に要望書を手渡し、今県議会での成立に向けてお願いをしました。
 障害のある人に対する差別や偏見はいまだに多く、生きにくさを抱えている障害者は多いこと、この条例案は障害者のためだけではなく一般県民にとっても必要なものであること、大勢の障害者や家族をはじめとした県民がこの条例の成立を待ち望んでいることなどを説明しました。
 齋藤政調会長からは「条例案の内容は良いと思う。自民党内にも少しずつ理解が広がっている」とのお言葉があり、私たちの思いを真摯に受け止めていただけたと思います。

 しかし、まだ予断は許せません。条例成立に向けて山あり谷ありだと思いますが、目先の状況に一喜一憂せずに地道に理解を広げる活動を続けましょう。呼びかけ人は今後も集めます。

<呼びかけ人> 田上昌宏(千葉県手をつなぐ育成会会長)/竜円香子(同権利擁護委員長)/大屋滋(日本自閉症協会千葉県支部長)/土橋正彦(市川市医師会長)/植野慶也(千葉県聴覚障害者連盟会長)/野内恭雄(千葉県精神障害者家族連合会会長)/成瀬正次(障害者差別をなくすための研究会委員・全国脊髄損傷者連合会副理事長)/佐藤彰一(同・法政大大学院教授)/高梨憲司(同・視覚障害者総合支援センターちばセンター長)/野沢和弘(同・全日本手をつなぐ育成会理事)

バックナンバーやこれまでの経緯は、以下のサイトにアップされています。
http://www.yuki-enishi.com/chiba/chiba-00.html  http://web1.nazca.co.jp/chibasyougai/index.html

▲上に戻る▲

千葉・ちいき発・目次に戻る

トップページに戻る