千葉・ちいき発


やっぱり必要、みんなで作ろう!16

vol.16

八代英太前衆院議員も応援!

 2月23日、東京都北区王子の自民党事務所に八代英太前衆院議員を訪ね、インタビューしました。「千葉県の条例は全国の先駆けだ。障害者への差別をなくす社会をつくっていかなければいけない」などと、八代さんは千葉県の「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県条例案」を高く評価してくれました。

 八代さんは車いすの国会議員として長年、障害者福祉や権利擁護に取り組んできました。八代さんが尽力して成立した改正障害者基本法は「何人も、障害者に対して障害を理由として差別することその他の権利利益を侵害する行為をしてはならない」「国及び地方公共団体は、障害者の権利の擁護及び障害者に対する差別の防止を図りつつ障害者の自立及び社会参加を支援すること等により、障害者の福祉を増進する責務を有する」などの条項が盛り込まれています。
 八代さんは千葉県の条例案について「こういうもの(条例)が出てこないと、障害者の自立や社会の理解は深まらない。ボランティア活動を育てていくためにも必要だ。条例案は、国が策定した障害者基本計画を踏襲し、その考えを身近な地域で具体的に生かしていこうとしている。障害者自立支援法を育てていくためにも、千葉県のような条例が必要だ。千葉が先駆けとなって47都道府県に波及させなければならない」などと力説しました。
 八代さんは国連で障害者権利条約が議論されていることにも触れ、「国が基本法を作り、国連が条約を作り、千葉県をはじめ地方自治体が条例を作っていくことが大事だ。障害者問題は未来志向のものではなくてはならない」「この条例のために障害者自身が声を上げなくて誰が上げるのだ」と熱くエールを送ってくれました。

 八代さんは今春から帝京平成大学(市原市)の教授に就任します。全国の障害者の代表として長年国政を引っ張ってくれた八代さんの活動拠点が千葉県にもできるわけです。「千葉県の障害者の条例が成立するためには何でも協力するよ」と力強く約束してくれました。

<呼びかけ人> 田上昌宏(千葉県手をつなぐ育成会会長)/竜円香子(同権利擁護委員長)/大屋滋(日本自閉症協会千葉県支部長)/土橋正彦(市川市医師会長)/植野慶也(千葉県聴覚障害者連盟会長)/野内恭雄(千葉県精神障害者家族連合会会長)/成瀬正次(障害者差別をなくすための研究会委員・全国脊髄損傷者連合会副理事長)/佐藤彰一(同・法政大大学院教授)/高梨憲司(同・視覚障害者総合支援センターちばセンター長)/野沢和弘(同・全日本手をつなぐ育成会理事)
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