千葉・ちいき発
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やっぱり必要、みんなで作ろう!21 vol.21 会員数18万人を数える千葉県老人クラブ連合会会長 野老さん にインタビュー 野老と書いて、「ところ」さんと呼びます。野老さんは山武郡大網白里にお住まいで、事務所のある千葉県社会福祉センターまで、自転車、電車、モノレールを乗り継いで通います、御年93歳。野老さんがこの条例について関心を持ち、その成立を望んでいると聞き、この大事な局面に県育成会事務局長の小椋、同権利擁護委員会の村山園、竜円香子で、インタビューをしました。 「この条例に賛成しているのは、私の正義感によります」
「高齢者も障害者も自分でなりたくてなったわけではない。特に、災難を背負ってきたその人たちに、一般の人たちと同じ権利を与えてあげたい。そのことに異を唱える人を私は尊敬しない。高齢や障害ゆえに、軽視する、蔑視する、それには絶対、私達は反撃します。この条例に賛成しているのは私の正義感によります」と野老さんは静かに、激しく、おっしゃいました。また、この条例に"公表"の項目があることについても、「それは正しいこと、それだけでも正義的な考え方に力を与えてくれるから」とよく理解してくだいました。「障害のある人と県民をつなごうというこの条例は、高齢者にとっても、ひとつのきっかけになる」 ともおっしゃってくださいました。 新聞3誌を毎日精読
毎朝、新聞3誌をしっかりよんでいらっしゃるとのこと。今日(3月1日)も、条例を取り巻く状況が新聞各紙に掲載されていましたが、それを読んでいらっしゃって、私たちインタビュアーよりよほど詳しくご存知でした。高齢者に対しての記事も海外の情報も含めて、長年チェックをしていて、高齢者の位置づけ・高齢者の役割に注目し熟慮されています。 地元の議員への働きかけを
議員さんへの働きかけについては、野老さんも協力をしてくださるそうですが、「地元市町村選出の議員さんに、障害者団体そぞれが働きかけ、思いを伝えることが大事です、頑張って下さい、成立を祈っています」と助言とエールをいただきました。 小柄な体躯に、みなぎる力。その謙虚さ、柔軟さ、ゆるぎなさに感動しました。そして、あらためて私達も「今なすべきをなす」という思いにかられました。
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