県庁各課がバックアップ!
研究会の傍聴者数
回 | 庁内 | 一般 | 計 |
第1回 | 6 | 7 | 13 |
第2回 | 12 | 2 | 14 |
第3回 | 14 | 1 | 15 |
第4回 | 14 | 4 | 18 |
第5回 | 16 | 6 | 22 |
第6回 | 8 | 1 | 9 |
第7回 | 15 | 4 | 19 |
第8回 | 23 | - | 23 |
第9回 | 26 | 2 | 28 |
第10回 | 22 | 4 | 26 |
第11回 | 22 | 4 | 26 |
第12回 | 17 | 5 | 22 |
第13回 | 21 | 4 | 25 |
第14回 | 24 | 4 | 28 |
第15回 | 21 | 2 | 23 |
第16回 | 17 | 2 | 19 |
第17回 | 17 | 4 | 21 |
第18回 | 17 | 3 | 20 |
第19回 | 12 | 4 | 16 |
第20回 | 17 | 3 | 20 |
計 | 341 | 66 | 407 |
県庁各課が毎回、研究会に傍聴に詰め掛けたことは「22号」で報告しました。障害者差別をなくすためには広範囲の取り組みが必要だからです。たとえば、県民から募集した差別事例の中には、「障害を理由に子どもが保育園から退園を迫られた」といったものがありましたが、障害福祉課だけでは解決できません。保育園の事情をよく知った上で、園長や職員の意識や処遇スキル、ほかの保護者の理解、園内の設備などを勘案して話し合っていかないと、当事者間の対立が深まるばかりになる恐れがあります。そのためには保育所を所管する児童家庭課に関わってもらわなければなりません。
県警察本部も障害者には大いに関係があります。脳性まひの男性が恋人と結婚するために運転免許を取る姿を描いた「もっこす元気な愛」というドキュメンタリー映画が話題になりました。手が不自由な男性のために改造した車で練習を積み、運転免許試験場と交渉して試験を受け、苦労しながらも合格します。男性は一人でハンドルを握り、高速道路を飛ばして熊本から東京まで旅をします。障害者用車両という技術開発、本人の努力、それに加えて、熊本県警察本部の理解が障害者の人生を大きく変えて行ったのです。研究会にはもちろん千葉県警運転免許本部試験課からも傍聴にきてくれました。
また、これまで精神障害者や知的障害者は公営住宅の単身入居ができないことになっていましたが、厚生労働省はこの欠格条項を撤廃することを決めました。アパートを借りようとしても障害を理由に断られることが時々ありますが、公営住宅への入居が認められると、障害者の地域生活を支える住居の整備が進むのは間違いありません。国が音頭を取るだけでなく、それぞれの地域で実現していくためには県土整備部住宅課の協力が必要なのです。