この2人にねぎらいを!
条例案が県議会常任委員会で可決するまで実に多くの人の努力がありました。今になってみると、そのどれもこれもが必要なもので、何かが一つでも欠けていたらここまで来ることができなかったのではないかと思います。その中でも特筆すべきなのが新旧の障害福祉課長です。竹林悟史さんと安藤公一さん。ともに厚生労働省のキャリア官僚で、千葉に出向して初めて障害者福祉に携わりました。いっさい弱音を見せず、ターミネーターのようなタフさで、撃たれても、轢かれても、立ち上がって障害者のことを守ってくれました。もちろん、有能で熱心な部下の職員があってのことですが、11日を迎えるに前に、この2人に感謝の気持を捧げたいと思います。
常任委員会で可決された後、2人が個人的なメールで感想を寄せてくれました。内緒で一部を披露してしまいます(苦笑)。本当に喜ぶのは11日に可決してからですが、忘れないうちに……。
安藤さんの思い
ここにたどりつくまで、本当に皆様には御世話になりました。私も久々に感動しました。まさにこれまでのプロセスは歴史に残るものであったと思います。また、ものすごくドラマティックでもありました。皆様の努力の賜物です。そのような場にいることができて私は本当に幸せだと思いました。本当にありがとうございました。
これまで、特に当初案を修正する際には、ややもすると、後退したとの声が強い中、事実そのような修正もある中で、常に前を向いて、真摯に、丁寧に研究会の方々や関係者の方々に説明していただいたこと、感謝してもしきれません。
竹林さん、本当は、昨日のあの場(常任委員会)には竹林さんにいてもらいたかった。条例の内容もさることながら、条例案をつくるための千葉県内の雰囲気や官民の関係づくり、それらが土台にあったからこそ昨日があったのだと思っています。そしてそれらを3年間かけて、千葉県内を走りまわって築いていったくれた方こそ竹林さんであり、本当はあの場面で最もいていただきたかったと思っています。その点、大変に申し訳なく思っております。
さて、皆さん。本当の取組はこれからです。冷静に考えてみると、かなり大変なことをしていかねばならないなという感じがします。一体となって頑張っていきましょう。
昨夜は大変疲れていたこともあり、8時過ぎには寝てしまいした。久々に夢も見ることなく、ゆっくりと眠ることができました。そのせいか本日は5時には目が覚めてしまったのですが、なんとなく昨日の出来事がすべて夢のような感じがして、慌てて新聞をとってきて、やっぱり通ったんだなと実感しました。昨日はドタバタしていてゆっくりと実感することができませんでしたが、そのとき一人でゆっくりと喜びを噛みしめることができたような気がします。
竹林さんの思い
条例の成立を見ることなく千葉県を去らざるを得なかったことが、私の千葉県時代唯一の心残りでしたが、結果として、あのとき通ってしまうより何倍も何十倍も、多くの皆さんの思いを1つにまとめる条例にすることができて、本当に嬉しく思います。野沢さんや安藤さんにはとてもご苦労をかけてしまいましたが、今はもう、あの時の心残りが何十倍にもなって喜びになりました。
先週は(国の)予算委員会が大当たりで、連日明け方まで答弁づくりが続き、木曜日は朝8時までかかったので家に帰ることができませんでした。条例の話は、これまで専ら千葉日報か毎日新聞の千葉版で読んできたので、肝心な日に千葉の家に帰れなかったのが残念でしたが、朝日・毎日はもちろん読売も全国面に載せてくれていて、本当に嬉しかったです。
全国の皆さんからのメッセージ、嬉しくて本当に涙が出てしまいます。この条例がいかに多くの人たちに応援されてきたかがよく分かりますね。
常任委員会翌日の金曜日には我が上司の渡邊年金局長、高倉年金課長はじめ、役所・国会内で、様々な諸先輩方から「条例おめでとう」と声をかけられました。必ずしも障害行政が主流ではなかった厚生労働省や国会でも、この条例も1つのきっかけにして、関心を持つ人が増えた気がします。
11月には北海道のシンポジウムに行くのですが、そのコーディネーターの西村さんも、先日厚労省まで来てくれて、千葉の条例に寄せる熱い思いを語ってくれました。私が千葉県の課長時代には、福祉先進県として届かぬ目標だった北海道の人の心まで揺さぶる条例だったのです。11日無事成立した後は、全国の同じ思いの人たちを訪ね歩き、力になりたいですね。
条例の成立を願う会カンパのお願い
●銀行名 千葉銀行 店番号 011(市川支店)
●口座番号 普通 3685907
●口座名義 千葉県手をつなぐ育成会 会長 田上 昌宏