千葉・ちいき発

条例を見守り応援しよう No.2

★「千葉が作ってくれた」…鳩山幹事長

 「千葉県が全国に先駆けて障害者の差別をなくす条例を作ってくれた。国も差別禁止法をつくらねばならない」。1月17日に参院議員会館で開かれたシンポジウムで、民主党の鳩山由起夫幹事長は語りました。シンポジストの福島瑞穂・社民党党首、枝野幸男・民主党憲法調査会長はその場で日本弁護士連合会の試案をたたき台にして、今国会に超党派で法案提出をしようという話をしていました。
 このシンポジウムは「いよいよ日本の"障害者差別禁止法"を制定する時が来た!―千葉県の先行的『障害者差別禁止条例』制定を踏まえてー」と題するもので、前号でおしらせしました。千葉県条例を作った仲間も会場に来ていました。

★「千葉から学ぼう」…北野教授

 北野誠一・東洋大学教授は「世界各国にある障害者差別禁止法が日本にはない。千葉県が全国で初めて障害者条例を作った。現段階では全国で初めてであり、唯一の条例だ。みんなで千葉の取り組みを学ぼう」と話しました。福島瑞穂さんは野沢和弘研究会座長と話し、「よくできたわよねえ。中身が後退したと言われているけど、まず作ることができたというのがすごい。本当によかった」と喜んでいました。
 野沢座長は研究会が県民から寄せられた800事例を細かく検討し、ヒアリングやタウンミーティングなどを地道に重ねてきたこと、議会傍聴も含めて市民や障害当事者や家族の努力が大きかったことを強調しました。

西宮市でも動きが

 会場には東京都議会の初鹿議員も姿を見せ、「東京都でも千葉にみならって障害者差別をなくす条例を作ろうと仲間と取り組み始めた。知事さえその気になってくれれば必ずできる」と発言しました。司会者は「千葉は堂本知事の存在がやはり大きかったということですね」などと相づちを打っていました。北野教授によると、兵庫県西宮市でも障害者差別をなくす市条例を作る動きがあるとか。千葉の条例が弾みになって、各地の自治体で取り組みが始まろうとしています。

 と、いうわけで、27日(土)は千葉市で報告会をやります。みなさん、ぜひ参加してください。全国から熱い視線を独占している千葉の一番ホットな情報満載です!

★☆「条例成立の報告と、今後を考える会」☆★
日時:1月27日(土)午後1時〜午後4時
場所:千葉県労働者福祉センター4階会議室(402号室)
   ※モノレール市役所前下車
・成立に至る経緯…野沢和弘・研究会座長
・現在の状況と課題…安藤公一・千葉県障害福祉課課長
・記念講演「千葉の条例とこれから」…池田直樹弁護士
・討議&リレートーク

条例を見守り応援する会(呼びかけ人)
山田晴子(船橋市)、赤津保子(船橋市)、宮代隆司(船橋市) 竜円香子(市川市)、村山園(市川市)、田川正浩(市川市)、池田徹(千葉市)、米田修(千葉市)、久保田美也子(千葉市)、神恵美子(習志野市)、吉原久喜(松戸市)、国生美南子(四街道市)、関口幸一(袖ヶ浦市)、吉野真理子(八千代市)、辰巳鉄次郎(市原市)鎗田敏光(東金市)、細渕宗重(旭市)、土田修二(いすみ市)、竹蓋伸六(香取市)

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