千葉・ちいき発

条例を見守り応援しよう No.10
障害者条例の施行がいよいよ残り1月ちょっとに迫ってきました!

 県では、条例の解釈指針の作成や、相談活動のマニュアル作り、各地域で差別事案の解決を担当する地域相談員や広域専門指導員の候補者の選考など、様々な準備作業を進めているようです。
 解釈指針の内容や、地域相談員、広域専門指導員の任用は、6月の上旬に開催予定の、第2回目の「障害のある人の相談に関する調整委員会」で審議されます。
 広域専門指導員については、9月議会の常任委員会で市町村からの推薦者のなかから選任することとされました。相談活動の要となる存在だけに、果たして、どのような方が選任されるかとても気になるところですが、県では、広域専門指導員の研修の準備も着々と進めています。
 研修のカリキュラムを見ると、延べ7日間、40時間にわたるとてもハードな内容となっています。
 講師は、障害者差別をなくす研究会の座長を務めた野沢さん、熊本の弁護士の東さん(東さんは、国連の障害者権利条約の草案作りに日本代表として参加された弁護士さんです)の基調講演に始まり、条例の解説を、研究会副座長の法政大学法科大学院佐藤彰一教授が、また障害者の権利擁護の講義では、東洋大の北野誠一教授が熱弁を揮われます。
 研修の後半は、演習形式のカリキュラムとなっています。この演習では、障害者差別の問題に熱心に取組んでいる弁護士の皆さんが、全国から講師として駆けつけてくれます。また、中核地域生活支援センターの皆さんも助言者として参加します。
 研修を締めくくる講義は、国際医療福祉大学教授の大熊由紀子さん。こうした、講師の方々の顔ぶれを拝見しても、千葉県の条例が、全国の皆さんから応援していただいていることがよく分かります。
 また、素晴らしい講師陣だけでなく、この研修では、当事者自らが講師として登壇します。また、障害のある人の教育や雇用、医療など、それぞれの現場で活躍されている方々も講師として参加します。
 当事者の思いから出発し、みんなで作ったこの条例への思いを、この研修を通じて、きっと広域専門指導員の皆さんにも理解していただけるのではないでしょうか。
 県では、今、条例の施行に向け、業界団体、企業など、条例の説明に走り回っているとのこと。この条例は、当事者が自ら声をあげて作っていった条例です。私たちも、県任せではなく、県に負けないように、この条例の意義について幅広く広めていきましょう。スタートはすぐそこまで迫っています。

条例を見守り応援する会(代表:池田徹)
(呼びかけ人)山田晴子(船橋市)赤津保子(船橋市)宮代隆治(船橋市)竜円香子(市川市)村山園(市川市)田川正浩(市川市)池田徹(千葉市)米田修(千葉市)久保田美也子(千葉市)神恵美子(習志野市)吉原久喜(松戸市)国生美南子(四街道市)関口幸一(袖ヶ浦市)吉野真理子(八千代市)辰巳鉄次郎(市原市)鎗田敏光(東金市)細渕宗重(旭市)土田修二(いすみ市)竹蓋伸六(香取市)高村リュウ(千葉市)小林博(千葉市)木村潔(茂原市)
♪条例を見守り応援する会の入会、『条例のある街』のお問合せは以下のアドレスまでどうぞ。
 ouensurukai_z@yahoo.co.jp

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