表4.たばこ対策の近未来目標を実現するために直ちに実行するべき取り組み

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1.情報提供:
・たばこの有害性と依存性に関する情報
・たばこ製品そのものに関する情報(警告表示を含む)
・諸外国におけるたばこ対策の取り組みとその成果に関する情報
・WHOたばこ規制枠組み条約など国際機関の最近の動きに関する情報

2.防煙:
・小学校、中学校、高等学校における喫煙・飲酒・薬物乱用防止におけるライフスキル学習の普及
・保健所スタッフをはじめとする保健医療関係者と学校教師との協同作業(たばこの健康影響に関する研修などを含む)の推進
・健康の観点からの未成年者喫煙禁止法施行の強化(たばこ広告や自動販売機の制限、取り締まりの強化を含む)

3.分煙:
・旧労働省、人事院、旧厚生省のガイドライン・指針の励行
・医療機関、学校、官公庁では、禁煙原則に立脚した対策
・都道府県による分煙推進のための行動計画策定

4.禁煙サポート:
・検診の場における禁煙支援の拡充強化
・医療の場における禁煙支援の強化---ニコチン置換療法等の禁煙サポートの普及
・セルフヘルプ教材の普及
・禁煙コンテストなどのイベントの開催
・指導者養成のための講習会・ワークショップの開催

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