●第3部大研究・利益相反と癒着の構造〜学界・業界・政界・官界・メディア/利権としがらみ〜 元NHK記者でいまは大学教授の隈本邦彦さんが“森のくまさんでる”教授を名のって歩き回り、  サンデル教授の白熱教室風に(^_-)-☆ ◆基調報告&コメンテーター 桑島  巌さん 循環器内科医/臨床研究適正評価教育機構理事長  別府 宏圀さん 神経内科医/TIP正しい治療と薬の情報代表 水口真寿美さん 弁護士/薬害オンブズパースン会議事務局長 ◆コーディネーター 隈本 邦彦さん 江戸川大学メディアコミュニケーション学部教授/元NHK記者 ◆特別ゲスト 北野 静雄さん 製薬研究者/大鵬薬品工業労働組合元中央執行委員長 ◆プログラム執筆者(50音順) 岩川  徹さん 元秋田県鷹巣町長 上野 秀樹さん 精神科医/千葉大学医学部附属病院 特任准教授 打出 喜義さん 産婦人科医 太田美智子さん ジャーナリスト 勝村 久司さん 医療情報の公開・開示を求める市民の会事務局長 北澤 京子さん 京都薬科大学客員教授/元日経メディカル副編集長 鳥集  徹さん ジャーナリスト 野中 大樹さん ジャーナリスト 長谷川利夫さん 杏林大学教授/日本病院・地域精神医学会理事 紙上参加 匿名希望 TV番組制作関係者 ---------------------------------------------------------------------------- 目 次 くまさんでる教授の巻頭言(隈本邦彦)4 なぜ、利益相反が問題なのか (隈本邦彦)5 第一章 子宮頸がんワクチンに見る利益相反8    検討委員は誰の味方? (隈本邦彦)8 「専門家会議」の利益相反(鳥集 徹)10    政治家は、こう動く(鳥集 徹)12    宣伝に貢献したジャーナリズム(鳥集 徹)14    WHO(世界保健機関)、あなたまで!(太田美智子)16 ロビイストはこう暗躍する(野中大樹)18 第二章 医療界が溺れてしまう構造20    臨床試験は医師と企業の仲良しクラブ(桑島 巖)20 大学病院は製薬会社附属研究所?(鳥集 徹)22    私が見た大学病院と製薬会社の二人三脚(打出喜義)24    こんな診療ガイドラインを信用できる?(鳥集 徹)26    それは、ボールペンから始まりました(上野秀樹)28 第三章 犠牲になる患者たち30    精神科病院「病棟転換」政策の裏にも利益相反が(長谷川利夫)30 「不必要な医療」は禍のもと(勝村久司)34    薬害の歴史は利益相反の歴史(隈本邦彦)36 イレッサ薬害は利益相反のカタマリ(水口真寿美)38    乱用される高齢者の薬にみる利益相反(上野秀樹)40 第四章 メディアが共犯者になる42    記事を装った広告の恐ろしさ(北澤京子)42    医療情報の演出で視聴率稼ぎ(匿名TV番組制作関係者)44    利益相反論文に仕込まれた販売戦略(打出喜義)46    地獄への道は、善意の小石で敷きつめられて(打出喜義)48 第五章 癒着を引きはがす処方箋50    “見えざる利益相反”との闘い(別府宏圀)50    利益相反をどう見抜くか(水口真寿美)52    海外の利益相反退治(隈本邦彦)56 医師のプロの誇りこそがカギ(打出喜義)58    情報公開が癒着を防ぐ(岩川 徹)60 薬害を防いだ労働組合(北野静雄)62 いまこそ、利益相反と決別するとき(鳥集 徹)67 裏方ボランティア物語 69 「えにし」のつどいのシキタリ 裏表紙