メディアと冤罪

村木厚子さんから

みなさま

9月10日、ずっと信じてきた「無罪」の判決をいただきました。

判決が出るまで、その瞬間について、うれしいのかな、涙が出るのかな、笑みが出るのかな、どんな感じなのだろうと色々想像をめぐらしていましたが、実際には、そのどれでもなく、ただ、実際に一回だけ、心臓が大きな鼓動を打ちました。
とても不思議な感覚でした。

逮捕・起訴からおよそ1年3カ月、「信じているよ」「がんばって」というメッセージをずっと送ってくださった皆様のおかげで、絶望せず、孤独感にさいなまれず、闘い続けることができました。
改めて、心から御礼を申し上げます。

検察が控訴するかどうかまだ分かりませんが、「最後まで闘う」という決心は変わっていません。皆様から頂いた力を頼りに頑張ります。
今後とも、どうかよろしくお願いいたします。

村木 厚子

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