医療費と医療の質の部屋

ミニ解説・変わること変わらないこと

変わらないこと

  • 「医師としての人格の涵養、プライマリ・ケアの基本的な診療能力の修得」という制度の基本理念
  • 基本理念を具体化した到達目標(医療人として必要な基本姿勢・態度や、経験すべき診察法・検査・手技などは選択必修にかかわらず変わらない)
  • 研修希望者が公表されている各病院の研修プログラムを選択する
  • 全国規模で選択できる(全国マッチング)
  • 前期臨床研修全体の期間は2年間
  • 現在のスーパーローテートの研修プログラムも各病院の判断で実施できる

変わること

研修プログラムの弾力化と地域医療

(必修は内科と救急と地域医療。これまでの「その他の必修」は選択必修に)
  • ・ 内科(6カ月)、救急(3カ月)など基本的な研修を1年目に、
    2年目から将来のキャリアに応じた診療科における研修もできる。
    研修開始時(必修の診療科の前に)将来のキャリアに応じた診療科における研修を一定期間行うこともできる。
  • 十分な指導体制の下で、地域の第一線の病院、診療所において研修を行う
    地域医療研修(1ヶ月以上)を必修とする。
  • 研修の質を確保するため、受入病院を第三者的に評価し、フィードバック。

○人口分布を始め、医師養成規模・地理的条件等を考慮した

都道府県別の募集定員の上限設定。(現状8千人弱に対して1万1千人の枠)
  • 各病院の募集定員は、過去の受入実績等を踏まえ適正規模に見直し。
  • その結果募集定員の大幅な削減の対象となる場合などに一定期間の経過措置を設け、地域の実情や受入実績等を考慮してきめ細かく対応。

○医学教育カリキュラムの見直し、

大学病院等による医師派遣機能を、
地域の関係者の意向が十分反映された開かれたシステムとして再構築

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