マリオン宣言 1991.9.7

 私たちは、すべての人々が、生き生きとその生涯を送ることのできる高齢社会の生活と政治、そして文化の創造に挑戦します。
 人間の尊厳に根ざし、それぞれの自己実現を可能とする日々を願い、次の諸点における発想の転換を確認して、その徹底と実現に向け、一層の努力をすることを宣言します

(1)モノから人へ、ハコモノ予算から人手重視予算へ
(2)貯金から社会保障へ
(3)女手から男女手へ
(4)血縁依存から地縁へ、友情へ
(5)高齢者政策決定部門は紅一点から女男半々へ
(6)「寝かせきり」から車いすへ、そして「すわりきりゼロ」へ
(7)密室から街へ
(8)雑居部屋から個室と団らん室へ
(9)「おばあちゃん」から「○○さん」へ
(10)申請待ち行政から出前・ご用聞き行政へ
(11)タテ割り行政から横ネットワーク行政へ
(12)偏差値教育から可能性引き出す教育へ
(13)競争から共生へ
(14)孤立から自立へ、そして連帯へ
(15)日本から世界へ−−すべての高齢者と介護者の連帯を

 

「女性の、女性による、すべての人のための高齢化国際シンポジウム」参加者一同