和田勲です。
厚生労働省前で座り込み、予定の2週間、無事(?)終了致しました。
遅ればせながら、ご報告させて頂きます。
今回の行動について、私自身は、始める直前に10人前後の方にメールした程度だったのに、皆さんが知り合いに次々と転送して頂き、現場に応援の声を掛けに来ていただく方もどんどん増えて、初日が10人前後だったのに、最終日は60人くらいになっていました。
共同行動をして頂く方も徐々に増えて、最終日の14日は常時20人前後の方が、ズラリ。
実質10日間だったにも関わらず、延べ500人近い方が現場に参集して頂きました。
私と同じ、又は私以上に、今回の改訂に対して「怒りをお持ちの方たち」から、熱意のこもったエールを頂戴しました。批判的な、或いは攻撃的な反応も有るのだろう、と覚悟をしていたのですが、そのような声は1件も無く、支援・激励・同調のものばかりでした。
私だけでなく、関係者全員が私と同じ感覚だったのだ、と改めて、今回の改訂が間違っている事に確信を持ちました。中には、一般市民の方が、富山から2名、愛媛から1名、わざわざ、激励においで頂き、カンパまで頂いたケースもありました。
現場では、私の意見そのままの文書を配布しました。
最初は引き気味だった通行人(厚生労働省の職員を含めて)でしたが、日が経つに従って、受け取ってくれる方が増えました。
初日は700枚だったものが、最終日は1400枚以上になり、総計では1万枚を超えました。
中には、仲間にも読ませたいから、と言って、2度・3度と持って行かれる方も現れました。「頑張って」「問題点が本当に良く分かった」「この言葉の意味は何か教えて」等、色々な声も有りました。
福祉用具協会や車椅子姿勢保持協会を初め、書類コピーに協力を申し出ていただいて1000枚とか2000枚ものコピーをして頂いた事業所もあり、カンパをして頂いた事業所もありました。コピー代が大変だったので、本当に助かりました。
行動を起こして良かった、が今の率直な心境です。
でも、本当の行動はこれからです。法文はそれなりのものですが、今回の課題は「解釈通知で基本理念を否定した」のですから、「経過措置の9月末までに、解釈通知の何を引き戻せるか?」を基本にして、新たなステップを踏み出す必要が有ります。
色々な手法を考えたい、それが、私の人生を磨いて頂いた多くの障害者や高齢者への感謝の行動だと考えています。そして、その第1歩が今回の私の行動であり、これがきっかけになって同じ想いを持つ多くの方が行動を起こして頂きたい、と祈っています。
もし、ご無理でなければ、皆様のお考えで可能な行動をとって頂ければ幸甚です。
そして、それが大きなつながりに転化してくれる仕組み(例えば、「全国一斉に関係事業所全体で1日だけのストをやる」とか、「全国から1万人以上が集まって厚生労働省を取り囲む」とか)を考えれば、私の個人的な座り込みと違って、マスコミが取り上げてくれる、と思います。そんな事を妄想してしまいます。
私の個人的な決意でしたが、会社も理解と協力をしてくれていました。
私個人は休暇でしたが、その事が特に不利を招く事はございません。ご支援とお気遣い、本当にありがとうございました。こころから感謝しています。今後ともよろしくお願い致します。
和田 勲