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新たな高齢者介護システムの構築を目指して
高齢者介護・自立支援システム研究会-----1994.12
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高齢者介護をめぐる問題は、我が国のみならず、高齢化の進む欧米諸国においても重要な政策課題となっており、最近ではスウェーデンのエーデル改革やイギリスのコミュニティ・ケア改革、ドイツにおける公的介護保険制度の創設など、各国においても高齢社会を展望した様々な改革が進められている。 新介護システムは、社会保険方式を導入することにより、高齢者自身がサービスを選択するシステムを確立し、広範なサービス利用を図るとともに、ケアマネジメントの導入等により、在宅及び施設サービスの質的な向上を目指すものである。最近の各方面においても、公的介護保険に対する関心が高まっていることがうかがえる。
また、こうしたシステムが円滑に機能するためには、それを支えるだけの介護サービスが量的に整備されていることが必要であることは言うまでもない。このため、新介護システムの創設へ向けての検討と併せて、高齢者介護サービス基盤の一層の整備促進に取り組むことが強く望まれる。 |
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