卒論・修論の部屋

市民・患者が医療情報を得ることの必要性とその方法としての医療情報室の役割と展望
池上英隆さん

※注釈番号にマウスを乗せると注釈が表示されます。


 これからの医療において、市民・患者が医療情報を得ることは不可欠なものになってくるだろう。そして、その流れで自主的に情報を得る場として医療情報室も広まってくるのは確実である。しかし、書籍だけを並べてある「ただの図書室」になってしまう可能性もある。そうならないように、資料・人材を情報室に十分揃えることが必要である。十分な情報を得るため、情報を活用するためには、法やシステムの改革も必要である。
 そして何より、医療者側、市民・患者側双方が医療情報を必要なものと捉え、それをツールとしてコミュニケーションを図っていかなければならない。あくまでも医療情報やそれを得るための医療情報室は医療を良くするためのツールに過ぎない。ツールとしての医療情報室が広まり、その結果医療がより良いものになることを期待したい。

▲上に戻る▲

次のページ(謝辞)へ

卒論・修論の部屋・目次に戻る

トップページに戻る