障害差別をなくすための海外資料翻訳の部屋

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すべての人に人生のさまざまなチャンスが公平に開かれている「万人のための社会」を実現するための国際的な物差しが、1993年12月20日、国連総会で満場一致で採択されました。70カ国の政府代表と世界盲人連合などの国際団体が検討してきたもので、「スタンダードルール」と略称されています。序文は「障害をもつ人の機会均等化を妨げている様々な障壁を取り除くことは政府の責任である」と述べ、そのための22の具体的な基準規則を示しています。各国の政府や障害当事者組織は、これをさらにかみ砕いて冊子をつくり、実現のための努力を重ねています。そのいくつかを翻訳していただきました。

2006年12月には、「障害のある人の権利に関する条約」が、国連総会で採択されました。障害のある人の人権、平等、尊厳の尊重を目的とし、社会への実質的な参画などを原則に、障害に基づくあらゆる差別を禁止し、平等確保のために合理的配慮が提供されるようあらゆる適切な措置をとることを締約国に義務づけています。条約で定められた権利を侵害された個人が申立てることができる制度を含む選択議定書にも44カ国が署名しました。条約は20カ国の批准をもって発効します。 日本は条約、選択議定書のいずれもまだ署名していません。韓国では、2007年3月6日「障害者差別禁止及び権利救済等に関する法律」が成立しました。







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