精神医療福祉の部屋

目次

★暗くて貧しい日本の精神医療に、笑いをもちこみ、「当事者研究」という概念を発信した浦河べてるの家が、40周年★
読売新聞の専門記者でもある染谷一・国際医療福祉大学大学院特任教授の予言の書です。
……20224.4.28 共同通信・市川亨編集委員
……2024.2.28の国際シンポジウムから
★★精神病床が消えたまち 東京新聞 2023.9.24
精神科医、長野敏宏さんと愛南町民の快挙を共同通信編集委員、市川亨さんが執筆、毎日新聞etcが紹介
2017年時点の愛南町の挑戦が、「ことしもまた、新たなえにしを結ぶ会’17 !!」
の第1部 「濃縮シンポ/精神医療革命3つの嵐」でご覧にになれます
斎藤環さん、向谷地生良さんのあと、長野さんが登場して、閉鎖のいきさつと決意を。
録画:https://www.youtube.com/watch?v=AjyFvrOjsJA
レジメ:http://www.yuki-enishi.com/enishi/enishi-2017-04.pdf
障害者権利条約を日本が守っているかどうかの審査を前に、日本障害者協議会代表の藤井克徳さんのチームがOECD38ヶ国データをもとに作成。
これまで20%といわれ、驚きのの目でみられていたのですが、それをはるかに上回る数字です。
グラフはこちら。
精神保健福祉法や難病法などの改正案5本を一括した「束ね法案」。 「強制入院させられる条件がさらに強まる」「国連から勧告を受けているのに、入院させやすい環境を整えて一体全体どうするのか」と、 障害のある人々が寒空に座り込み。「統一教会など大型法案に野党が力点を置くどさくさに紛れて、反対が多そうな難しい法案を忍ばせる手は、昔からよくある常とう手段だ」との分析も。
「精神科病院の身体拘束が10年で2倍。いったいなぜ?」2022.10.20
参院予算委員会で国会議員の天畠大輔さんがアカサタナ話法で首相に質したやりとりを抜粹しました
岸田総理の答弁は以下でした。「身体拘束が2倍に増えたというご指摘でありますが、その実態についていま一度確認するとともに
その意味の分析について、厚労大臣ともその確認をさせていただきたいと思います。」
ユーチューブは、https://www.youtube.com/watch?v=cKM6FUQ7NV8
精神保健福祉法関係は、21分45秒付近からです
★行政が諸外国のような改革ができない背景に、安倍元首相と精神病院経営者の深いつながり
★障害者権利条約初の対日審査/本人の意思無視 家族関係にヒビ/地域でサポート世界潮流……東京新聞2022.8.7
★「病院怖くて怖くて」/政治力強い日精協・透ける政官業癒着……東京新聞2022.6.10
★精神病院の身体拘束・厚生労働省が要件緩和/精神科病院協会の圧力で……東京新聞2022.6.6
★身体拘束をしやすくしようとしている厚生労働省案への精神医療の身体拘束を考える意見・質問書 2022.5.95.19
「患者から搾り取れるだけ搾り取ろうとする恐ろしい実態が掲載されています。治療も、医療環境も崩壊しており、ただただ満床にして利益を上げ、前理事長(逮捕された)へ貢ぐためのものでした。報告書は、患者の人生を踏みにじる凄惨かつ杜撰な事実です。これが先進国日本の医療なのかと、震撼します。」という、精神医療の中核を担う専門職の方々からのメールとともに送られてきた報告書です。
日弁連が行った精神科入院経験者へのアンケート調査では、精神科への入院経験があると答えた全国1040人からの回答のうち80.9%にあたる841人が入院中に、悲しい・つらい・悔しいなどの体験があると回答しました。
そのうちもっとも辛いと感じたとしたのは保護室での体験、次いで入院の長期化、身体拘束があげられていました。
日弁連は、精神障害のある人の人権侵害が重ねられている現状を重くみて、岡山での人権擁護大会で本人の意思に基づかない強制入院制度を廃止するなどの法制度の改正を国に求める「精神障害のある人の尊厳の確立を求める決議」を採択しました。
文中の9月26日午後のオンライン講演会「精神病院の不条理 第4弾:身体拘束は医療の敗北である PartU」のお申し込みは以下へ。
https://matto20210926.peatix.com/
ジャーナリスト・上智大学文学部新聞学科教授 水島 宏明さん 2021.8.6
「1月9日時点で私が調べた55病院だけでも添付のように陽性患者数1,648人 死亡患者数30人 職員ら467人 合計2,115人。 60人以上が12病院、100人以上のクラスターが5病院にもなっています。日本の精神科病院は、強制入院の人が約半数、閉鎖病棟が7割。「閉鎖性・密室性」が高い典型的な三密の環境でコロナ感染に極めてもろい環境です。
★精神病院の身体拘束、諸外国の数百〜2千倍w(゜o゜)w
患者の体や手足をベッドに縛りつける身体拘束。日本はオーストラリアの約580倍、米国の約270倍にあたるという論文が、国際的な精神医学系雑誌に掲載されました。160以上ある精神医学系雑誌の中で、インパクトファクターが10位台という影響力の専門誌なので、国際的に大きな非難を浴びると予想されています。
以下は日本語訳のサワリ。グラフの縦軸のメモリがあまりに違うことに愕然とします。
以下は、epidemiology-and-psychiatric-sciencesの原文
★精神病院と国会議員の深い関係を示す「日本精神科病院政治連盟収支報告書」
木村義雄議員に7百万、衛藤晟一議員に6百万、その他与野党の政治家のパーティー券。
☆規則はつくらない、鍵を捨てる、白衣も捨てる、ディスコをつくって男女交際奨励…イタリアの改革と同時代の1960年代に精神医療の改革に挑戦した精神科医の石川信義doctorが2日午前1時、89歳で亡くなりました。
「私と三枚橋病院」は、日本の精神医療の歴史を知るために欠かせない証言
★開病院当時の証言は、病院で寝起きした当時の保育園児、司法書士の岡住貞宏さんの「三枚橋病院の思い出1〜4」「思い出5」
癌の身で2018年4月公開講義に登壇されたときの粋な和服姿と放課後
コロナのために「抱擁」というコミニュケーションができなくなった代わりに
NPO法人大阪精神医療人権センター理事・看護師 有我譲慶さん
……精神科医・夏苅郁子さんが6341人の回答をまとめたもの。調査方法、冊子の申し込み方は以下のサイトを
http://natsukari.jp/result/
630調査を読み解いてわかったことは?
8刷を重ねる本に23年前に書いた文章です。同じことを今くりかえさなければならないとは(涙)
「従来どおり各地方公共団体において、それぞれの条例に基づき判断されるものであり、今後とも適切に対応されるようお願いする」と、姿勢を正したようにも読み取れますが。
映画「夜明け前 呉秀三と無名の精神障害者の100年」 2018.5.31朝日新聞
志布志市の小中学校8校の子どもたちに慕われた英語教師の理不尽な死を追って。。
兄パトリック・サベジさんの公開講義のレポートから
ケリー・サベジさんの写真の右横の「賛同!」という赤いボタンをクリックしてください。
署名済みですと、重複を避けるために「賛同!」のボタンは見えないようになっています。
日本のMattoの町をどうする! シンポ「強制入院の不条理」より 2017.10.9
★身体拘束されて10日後、心肺停止になったニュージーランドの青年の理不尽な死
2007年3月の第1号以来、ご本人の写真が表紙を飾っています。志願者が絶えず、なんと200人が待機中。
「重度かつ慢性」新たな差別に利益相反のうたがいも……東京新聞「こちら特報部」2017.4.11
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の一部を改正する法律案(2017.2.28提出)
★精神保健福祉法の「改正」に反対する意見書・大阪精神医療人権センター(2017.3.17)
ピーク時は150床。まず認知症のお年寄り対策に取り組んだ。統合失調症の病床が、認知症のお年寄りに入れ替わって温存される逃げ道を断つ意味もあった、と長野敏宏医師。テキストはコチラ。「病棟で一生を過ごした方より、自由と責任をもって地域で暮らしている方のほうが生き生きとしていることゆるぎない事実」と結んだ2009年の専門誌の論文はコチラ
みずほ銀行から精神医療の世界に転じた大学教授が、日本独特の身体拘束に驚愕。わが身もモデルにして、衆院議員会館大会議室で訴えたパワボ「これでいいのか精神医療!!」
「精神科、患者拘束1万人超す…10年間で2倍に」 2016.4.8読売新聞
グラフはこちらを。2013年6月30日の厚生労働省調査の日に縛られていた入院斜が1万人を超えたことが、通称「630調査」で判明しました。 
障害者の権利条約の精神に反して、当事者委員がが25人中2人であることが批判されましたが、今回は30人中2人とさらに低い割合になりました。
著名な精神科医が経営しているクリニックと福祉事務所との驚くべき「連携」。サンケイ新聞とフジテレビでも報じられました。
やっと逃れたご本人からの願いで、「東京精神病院事情(ありのまま)」の活動で知られる東京精神医療人権センターの老舗の月刊ミニコミ紙「おりふれ通信」2015年9月号に掲載されました。掲載紙面はコチラ
精神科病院を考える……朝日新聞 2014.12.16〜17
回復は 社会の中で ロベルト・メッツィーナさん(WHO精神保健調査研修共同センター長)
根強い 入院中心の文化 上野秀樹さん(内閣府障害者政策委員会委員)
精神病院を使わないイタリアの地域精神保健サービスは、いまや世界のモデル。メッツィーナさんは、それを世界に普及させるWHOの推進責任者です。
☆精神科入院 減らそう…読売新聞 2014年10月14日の一面特集
(全国精神障害者 地域生活支援協議会 代表理事 )
(NPO法人・大阪精神医療人権センター 副代表)
(日本精神科病院協会副会長)

身体拘束廃止の立法化を求める会 2014.9.14奉遷大学市ケ谷キャンパスで補正
浦河“楽”会で分析・発表された、利用者から見た浦河日赤のナースの変貌とは? 2004.8.29
特別賞には、上のパワボに登場する、ひょっとこ踊りが特技の72歳のカリスマナースが選ばれました  2014.8.30
べてるの家のについてはコチラを 2012年の「べてるまつり」と「幻覚&妄想大会」の風景はコチラ
イタリアには、トリエステの他にも異彩を放つ町がいくつかあります。トレントの地域精神保健サービスもその一つです。キーワードは、fareassieme(fare行う・ assieme一緒に)、専門化された利用者と家族が精神保健システムに溶け込んでいます。精神保健局長のステファーニさんたちが7月、来日して講演したときのパワボをupします。日本語訳は鈴木鉄忠さん。
共同通信社・生活報道部遊軍キャップの市川亨さんの連載。佐賀新聞に5回にわたって掲載されました。
「漱石は、体格と性格の相関、PTSD的な現象について、精神科医に先駆する形で描いている」「精神障害者を一人の人間として尊重し、いかにすれば彼らの苦悩を軽減できるかを作品の中で繰返し描いていることこそが、漱石文学を世界に誇りうる文学たらしめているのではないか」
改革の担い手、前トリエステ精神保健局長のペッペ・デッラックアさんさんとトリエステ市議のマリア=グラツィア・コリアティ・デッツァさんを招いた2013.12.10の講演会から
『「寝たきり老人」のいる国いない国〜真の豊かさへの挑戦』第2章ノーマリセーリングの波……精神医療の世界でも・イタリアで より
第1回日本医学ジャーナリスト協会賞の記念シンポジウムから、編集長とコンボライターの発言を抜粋しました。特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構・コンボのHPはこちら。笑顔の表紙はこちら
医療の質・安全学会の第6回目の受賞者東京・世田谷の「ハーモニー」のみなさんの活動の紹介です。
「バザーリア映画を自主上映する180人のMattoの会」のご厚意でプログラムから転載させていただきました(*^―^*)
以下は、朝日新聞論説委員時代に書いた社説と「その後」です
心病む人にも福祉の光を   1986.01.22
追悼・街角の精神科医・浜田晋さん
 臨床メモ 2011.2.26朝日新聞夕刊 最後のお手紙
☆「精神病院の構造的な人権侵害」NPO法人すみれ会理事長・宮岸真澄さんのレジメ
すみれ会は、2010年に40周年を迎えた当事者組織の老舗。宮岸さんはPSW。小学校教員時代に発病した当事者でもあります。このレジメは、2011.3.5開かれたPSW協会のシンポで配布されたものです。

☆マディソンモデルのいま マディソン市長の講演草稿 日本語版英語版
マディソンモデルの産みの親・ル・コントさんの2006年のパワポから
22世紀スーパーシンポジウム・イン・帯広 2008.1より

1982年、住宅街に、賄い付き下宿「朋友荘」が誕生。5つの病院から16人がここに退院しました。食事もつくれない、幻聴や妄想もある、お金の管理もできない、銀行や交通機関の利用の仕方も知らない、家族も引き取らない……「退院不可能」と考えられていた人々です。"管理人"は、勤務先が違う5人のソーシャルワーカーが買ってでました。自宅の電話を入居者に伝え、365日24時間応援する体制を組みました。

さびれた浦河の町に、牧師もいないオンボロの教会がありました。ネズミがわがもの顔に走り回るその教会に、精神病棟を退院したけれど行き場のない男たちと新米ソーシャルワーカーが住み着いた、それがことの始まりでした。1978年のことです。
べてるの家の最新情報は、http://www18.ocn.ne.jp/~bethel/をどうぞ。

犯人は当初、精神病を装っていました。池田市の倉田薫市長は、作業所を激励に回りました。いま一番心を痛め、不安なのは、精神病を体験している人たちに違いない、と思ったからだそうです。そして……。
咲笑のその後についてはhttp://www.ikeda-sakura.com/をどうぞ。

「偶然手に取った精神医学の教科書。石田昇という少壮医学者の書いたも魅力的な本がきっかけで、私は精神科医の道を選びました。そして勤めた松沢病院で受け持ちになった患者さんたちの中に、なんとその石田先生がおられたのです。」

「異国」の主人公、秋元波留夫さんが07年4月25日、肺炎のためなくなりました。101歳でした。80歳をすぎてパソコンを覚え、05年に『99歳 精神科医の挑戦』(岩波書店)を出版。100歳を迎えても講演や執筆を続け、亡くなる前日も「早く治して仕事をしたい」と語っていたとのこと。その秋元さんが自ら操作して講演されたパワポファイルを生前いただいていましたので、みなさまにお裾分けします。


http://www.psy-jinken-osaka.org/ をクリックしてください。実にユニークな活動が展開されています。その歴史をたどりながら将来を展望します。

(1)何が差別か(2)どうして差別は生まれたか(3)罰則は有効か(4)心の中の差別はなくせるか(5)「公平」とは何か(6)一般の人のためにも パワーポイント資料(134KB)
私が体験した精神障害差別